公開シンポジウム「口腔と全身のネットワーク ~咀嚼・嚥下と脳・神経機能の連関~」

 日本学術会議第2部(生命科学)に属する歯学委員会の第24期のテーマは「口腔からの先制医療をめざす口腔科学研究の展開」です。出生から死に至るまで各ライフステージに応じた口腔先制医療のための口腔科学研究を発展させることを目指しています。全ライフステージに渡って健康を維持するためには、食べる・話すといった口腔機能の維持が生涯にわたって不可欠です。咀嚼・嚥下などの口腔機能の低下は、全身的な栄養障害のみならず心身機能・脳機能の低下につながり、大幅なQOLの低下を引き起こすことになるため、口腔機能低下の予防や回復は健康長寿を目指す上で重要な因子と考えられます。中でも嚥下や口腔感覚などの口腔機能と高次脳機能との複雑な連関の解明は、効果的な治療・介入・予防法や口腔機能評価・回復のためのデバイス開発につながり、口腔フレイル、さらには認知症予防指針の確立につながることが期待されます。 これからの口腔科学研究では、口腔機能と全身機能、さらには口腔疾患と全身疾患の関連を分子および細胞レベルで科学的に実証していかなければなりません。今期の日本学術会議歯学委員会基礎系歯学分科会では、歯科基礎医学会学術大会の場をお借りして、「口腔と全身のネットワーク」という観点から、新進気鋭の研究者によるシンポジウムを企画しております。今回は、咀嚼・嚥下などの口腔機能と脳・神経機能が相互に及ぼす影響を考える上で重要な神経科学的解析を理解するために、「咀嚼・嚥下と脳・神経機能の連関」と題して日本学術会議シンポジウムを企画しました。本シンポジウムでは、先駆的に活躍している3名の研究者に、神経科学的アプローチによる口腔機能評価を基盤とした口腔と脳・神経ネットワークの連関についてご講演いただき、口腔科学研究を推進し、口腔先制医療への展望を築くことを目指します。

イベント概要

日時 2020年 9月21日(月)-27日(日)(on demand 配信)、9月22日(火)14:00- (on line LIVE discussion)
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員
参加費 無料
プログラム
座長:後藤 多津子(日本学術会議連携会員、東京歯科大学 歯科放射線学講座教授)
座長:井上 富雄(昭和大学歯学部・口腔生理学講座・教授)
オーバービュー
岩田 幸一(日本学術会議連携会員、日本大学・歯学部・口腔生理学講座・教授)
1. 口腔機能と脳機能の連関に迫る最先端神経科学アプローチ (仮題)
上阪 直史(東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科・認知神経生物学分野 教授)
2. 咀嚼機能を支える神経基盤
中村 史朗(昭和大学・歯学部・口腔生理学講座・准教授)
3. 咀嚼運動による脳機能制御機構
小野 岳人(東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科・分子情報伝達学分野・助教)
座長まとめ
 申込み・問合せ先 下記のホームページからお申込み・お問い合わせください。
歯科基礎医学会学術大会 ホームページ
 締切
備考 主催:日本学術会議歯学委員会基礎系歯学分科会
共催:歯科基礎医学会
後援:日本生命科学アカデミー(予定)